テクニカル分析編    


   初歩のしょほ、株価チャート・ロウソク足の読み方   


株価チャートは株式投資にとってはなくてはならない存在ですね。
『ロウソク足』や『酒田五法』が意味する傾向などは様々なサイトで紹介されていますので、それらの基礎的なことは他の講座で学習願います。
ここでは私の経験から学んだ、押さえておきたいポイントのみを解説いたします。

   日足ロウソクのできるまで 《一日の値動き》   


株価の値動きは最小単位(ティック)を表す『ティック足』から『年足』まで、複数の統計チャートが様々な用途で利用されていますが、私は『日足』こそが株式売買における基本中の基本データであると思っています。
その『日足のできるまで』を見てゆきましょう。

これは’08/7/4のソニー(6758)の5分足チャートです。
この日の値動きはお分かりのように、

  • 始値4,600 からスタートし
  • 高値4,660 を成し
  • 安値4,560 まで下がり
  • 終値4,630 に落ち着くという経緯を辿りました。

そして左記←の『日足のロウソク足』が出来上がるわけです。
あなたはこのロウソク足だけを見て、この日の値動きを察知することはできますか?

私ならば、軸部分に大半留まり、寄付き直後や引け直前に大きく動いたのではないかとみなすかもしれません。
しかし、実際には多くの時間を底付近に押さえつけられていたのです。この日は6/18から始まって7/16まで一ヶ月続く下げ相場の途上でもありました。大勢が分かれば納得の値動きですね。

さて、これが世界的にも優秀だと言われるロウソク足の限界なのです。
つまり、これ以上の情報は過剰なだけであって、この4つの値だけ分かれば十分だと一般的には考えられているという訳です。
私はそうは思っていません。次の値動き1と値動き2の図を見て下さい。

値動き1

値動き2

☆☆

値動き1は終始売り気配が続いていたにもかかわらず、何らかの好材料が出て、唐突に買われることになったと見られるチャートです。
翌日も上昇する可能性は非常に高いでしょう。
値動き2は買い先行で株価が上昇したものの、大引け直前に大量の売りが出て暴落。
買い勢力が何とか抑え込みましたが回復し切れず引け……。翌日以降はどちらに振れるかの見極めは難しいでしょう。
先のソニーとも、この3つのチャート図から導き出されるロウソク足はすべて同じものになるのです。

株価がほんの一瞬でも上下どちらかに余計に振れれば、それが記録として残ってしまうわけです。
値動き1での「安値」や値動き2での「高値」は非常に重要な指標となりますが、
逆に値動き1での「高値」や値動き2での「安値」は一瞬過ぎてあまり意味を成さないかもしれないものです。
でもそれが記録されるのです。そして、それが週足・月足ともなれば益々その傾向は強くなる……

翌日に続く重要な値動きをロウソク足から正確に把握することは困難だというわけです。
しかしプロでもない限り、毎日の動向を記録して、その株価の全てを把握するのは非常に労力を必要とする作業です。では、あなたはどうしますか?
私の意見としては、平均的変動幅を超えた大きな値動きには注意を払って詳細に確認しますが、デイトレでない限り「日中の動きは重視しない」、短期でも「大局としての週足は確認する」といった俯瞰的視野を保ち、補助として『出来高』『信用取引建て玉数』『DMI』『サイコロジカルライン』を見る作業は欠かせないと思っています。


こちらは【かんたん、やさしい、初歩しょほ 『 株 』 投資でミリオネア入門】です。
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